胃カメラ
日本内視鏡学会専門医の院長自らが責任をもって胃カメラを行います
Q1. 胃カメラとはどんな検査ですか?
胃カメラの正式名称は「上部消化器内視鏡検査」です。口や鼻から内視鏡スコープを挿入して、食道・胃・十二指腸までをカメラで観察する検査です。
内視鏡スコープの直径は口から挿入するスコープで10㎜、鼻から挿入するもので5~6㎜程度です。スコープの先に小型ハイビジョンカメラがついており、高繊細な画像をみながら胃の状態を調べることができます。
胃カメラ中に病変が疑われる場所があった場合、組織を採取(生検といいます)して顕微鏡で調べて診断をつけます。また、当クリニックでは胃・大腸内視鏡検査を同日に行うことも可能です。
Q2. 眠ってできると聞いたんですが本当ですか?
当院には医師が2人体制で診療を行っていますので、検査中に鎮静剤を使用して眠りながら検査を行うことも可能です。全身麻酔の経験も豊富で麻酔薬の使用に習熟しており安心して検査を受けていただくことが可能です。
Q3. いつ胃カメラ検査を受ければよいですか?
以下のような症状のある方は一度胃カメラを受けることをお勧めします。
- 胸やけ
- 胸の痛み
- 乾いた咳が続く
- すっぱいものが胃から上がってくる感じ
- のどにしこりがある感じ
- お酒を飲むと赤くなる(昔赤くなっていた)
- 喫煙している(昔喫煙していた)
- お酒をよく飲む(昔飲んでいた)
- ピロリ菌に感染している(感染していた)
- 食欲がない
- 体重が減ってきた
- 貧血ぎみだ
- 身内に食がん、胃がんになった方がいる
- 便が黒っぽい
- 検診で精密検査をすすめられた
Q4. 経鼻内視鏡検査の特徴は何ですか?
以前の胃カメラの検査は、口から内視鏡を挿入する方法しかありませんでした。しかし現在は極細のスコープが開発され、鼻から挿入して検査することが可能になり、挿入時の嘔吐反射が少なくて済むという特徴があります。
経鼻内視鏡検査の場合、スコープが極細であるため画質が劣るのが欠点とされていましたが当院では次世代モデルのGIF-1200Nを導入しており「細さと画質を両立した、ハイビジョン内視鏡」で行いますので安心して検査が受けられます。
検査自体が楽になってきておりますので鎮静剤の使用は患者さんの希望にしたがい選ぶことが可能です。経口内視鏡と比べるとスコープが細い分、操作性が悪い、検査時間が長くかかるなどの欠点もありますので患者さんの状態に合わせて選択することが大事です。
Q5. どのような検査の流れですか?
STEP1 予約
- 直接来院いただくか電話で予約をとる。
STEP2 検査前日
- 夕食は21時までに済ませて下さい。
- 21時以降、お水・お茶・スポーツドリンクはとっていただいて結構です。
※午前中検査の方は朝6時に内服薬を飲んでください。糖尿病薬は飲まないでください。
※午後から検査の方は7時くらいを目安にゼリーやスープなど固形物でないものをお取りください。
STEP3 検査当日
- 朝6時に内服薬を飲んでください。糖尿病薬は飲まないでください。
- 鎮静剤を希望される方は車でのご来院はお控えください。
- 来院後、検査承諾書にサインをいただきます。
- 胃カメラの場合、普段着のまま検査を行います。
STEP4 検査の流れ
- 検査15分前に胃をきれいにするお薬を飲んでいただきます。
- 経鼻内視鏡希望の方両方の鼻に麻酔を行います。
- 内視鏡室に入室していただき、ベットに左下で横になっていただきます。
- 鎮静剤を希望の方は鎮静剤の注射を行います。
- 検査自体は5-10分程度です。
- 検査終了後は回復室で休憩して頂きます。鎮静薬の種類によっても休憩時間は異なります。(15分~1時間程度)
STEP5 検査後の流れ
- 同日検査結果を説明いたします
- 組織検査行った場合は1週間後検査結果を説明いたします。
検査内容 | 1割負担 | 2割負担 | 3割負担 |
胃カメラ検査のみ | ¥1700 | ¥3400 | ¥5000 |
胃カメラ検査+生検 | ¥3000 | ¥6000 | ¥9000 |
※使用する薬剤や、生検(組織検査)個数などによって前後します。