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大腸カメラ

日本内視鏡学会専門医の院長自らが責任をもって最新のAI搭載内視鏡システム使用し大腸カメラを行います

Q1. 大腸カメラとはどんな検査ですか?

【A】 早期発見で大腸がんは予防できます!

大腸カメラ(正式名称:下部消化管内視鏡検査)は、肛門からしなやかなチューブ状のカメラ(スコープ)を挿入し、直腸から盲腸までの大腸全体と、小腸の一部を直接観察する検査です。

大腸がんは、現在日本国内において罹患数(新しくがんと診断される人の数)が最も多いがんですが、早期に発見すれば完治が目指せる病気でもあります。検便などの間接的な検査とは異なり、大腸カメラは腸の粘膜のわずかな色の変化や小さなポリープを直接、ハイビジョン映像で確認できる最も確実な検査方法です。

当クリニックでは、富士フイルム社の最上位内視鏡システム『ELUXEO(エルクセオ)8000 SYSTEM』を導入しております。このシステムは、複数の高出力LED光源を組み合わせており、暗い腸の中を非常に明るく照らし出します。特に「LCI(Linked Color Imaging)」という特殊な光を使うと、粘膜のわずかな赤みの違いが強調され、見逃しやすい平坦な病変もくっきりと浮かび上がります。 ただ見るだけではなく、疑わしい部分があればその場で組織をつまみ取り(生検)、顕微鏡で正確な診断をつけることが可能です。

私のこれまでの大学病院や中核病院での経験と最新機器を組み合わせることで、皆様の健康をお守りします。

Q2. いつ大腸カメラ検査を受ければよいですか?症状がなくても必要ですか? 

【A】 以下のような症状のある方は一度、大腸カメラを受けることをお勧めします。

  • 便に血が混ざる
  • 便が黒っぽい
  • 下痢
  • 便秘
  • お腹が張る
  • お腹の痛み
  • 喫煙している(昔喫煙していた)
  • お酒をよく飲む(昔よく飲んでいた)
  • 食欲がない
  • 体重が減ってきた
  • 貧血ぎみだ
  • 身内に大腸がん、大腸ポリープになった方がいる
  • 検診で精密検査をすすめられた

しかしながら初期の大腸がんは全く症状がありません。 便秘や下痢が続く、便に血が混じる、お腹が張るといった症状が出た時には、すでに大腸がんが深く進行してしまっていることが少なくありません。「毎日快便だし、お腹も痛くないから自分は大丈夫」という思い込みが一番危険なのです。

大腸がんの多くは、最初は良性の「ポリープ」として発生し、数年かけて徐々に大きくなり、やがてがん化するという経過をたどります。つまり、症状が全くない健康なうちに大腸カメラを受け、がんになる前の「ポリープ」の段階で見つけて切除してしまえば、大腸がんは未然に防ぐことができるのです。大腸がんは今や「予防できる病気」になったと言っても過言ではありません。

また、健康診断の「便潜血検査(検便)」で異常がなかったからといって、決して安心はできません。便潜血検査は進行したがんを見つけるのには役立ちますが、出血を伴わない早期のがんやポリープは見逃されてしまう確率が高いからです。 日本消化器内視鏡学会などのガイドラインでも、大腸がんのリスクが高まる40歳を過ぎたら、一度は大腸カメラを受けることが推奨されています。ご家族に大腸がんになった方がいる場合は特に注意が必要です。自覚症状がない時こそ、未来の命を守る絶好のタイミングなのです。

Q3. 最新AI「CAD EYE」とは?

【A】 AIと専門医の目で病気を見落としません

当クリニックでは、最上位内視鏡システムELUXEO 8000とともに、富士フイルム社が最先端のディープラーニング(深層学習)技術を用いて開発した最新のAI(人工知能)内視鏡画像診断支援システム『CAD EYE™(キャドアイ)』を導入しています。

これは、膨大な数の大腸ポリープやがんの画像を学習したAIが、検査中の映像から瞬時に病気を見つけ出す画期的なシステムです。 CAD EYEには、2つの大きなメリットがあります。 1つ目は「検出支援モード」です。腸のひだに隠れたポリープや、平坦で周囲の粘膜と同化しているような分かりにくい病変は、熟練の医師でも発見が難しいことがあります。しかし、AIは怪しい部分を見つけると瞬時に画面上に「四角い枠」を表示し、音と光で知らせてくれます。

<上図> 大腸ポリープの可能性がある領域を [ ] で表示し、検出をサポートしてくれます。

 

2つ目は「鑑別支援モード」です。見つけたポリープが「将来がんになる危険な腫瘍(切除が必要)」なのか、「放置しても大丈夫な非腫瘍」なのかを、AIが瞬時に推測して色分け表示してくれます。これにより、不必要な組織検査や切除を減らし、患者様のお体への負担を軽減できます。

<上図> 腫瘍性または非腫瘍性の推定結果にもとづき、緑色もしくは黄色に表示して診断をアシストします。

 

人間の医師は時に疲労を感じることもありますが、AIは決して疲れることなく、常に100%の集中力で画面全体を監視し続けます。私が培ってきた数万件の「経験と技術」に、最新AIの「客観的な監視の目」を掛け合わせることで、極限まで見落としをなくす最高の検査をご提供いたします。

Q4.  痛いのが苦手ですが眠ってできますか?

【A】 うとうと夢心地の「意識下麻酔」で苦痛なし

「大腸カメラはお腹が痛くて苦しい」というイメージをお持ちの方や、過去の検査でつらい思いをして足が遠のいている方は多くいらっしゃいます。大腸は複雑に曲がりくねっているため、カメラを無理に押し込むと腸が引っ張られて強い痛みを感じてしまいます。

しかし、当クリニックでは「軸保持短縮法(じくほじたんしゅくほう)」という高度な挿入技術を導入しています。これは、腸を無理に押して伸ばすのではなく、アコーディオンのように腸を優しく折りたたむようにして真っ直ぐにカメラを進めるテクニックです。腸に余計な負担がかからないため、実は「麻酔を全く使わなくても痛みをほとんど感じない」とおっしゃる患者様が多いのが、当院の大きな特徴です。

それでも「やっぱり不安」「少しでも怖い思いをしたくない」という方のために、当院では鎮静剤を使った検査を行っております。ただし、当院の大腸カメラで行うのは、胃カメラのように完全に眠りに落ちてしまう麻酔ではありません。不安や緊張を取り除き、うとうととボーッとしたリラックス状態になる「意識下麻酔(いしきかますい)」を採用しています。

なぜ大腸カメラでは完全に眠らせないのでしょうか? 大腸は長く複雑な形をしているため、検査を安全かつスムーズに進めるために、途中で患者様ご自身に体の向きを変えていただく(体位変換)必要があります。完全に眠ってしまうとこの動きが難しくなるだけでなく、万が一カメラが進む際に腸に無理な力がかかった場合、患者様が痛みとして反応できなくなってしまいます。その結果、腸からの出血や、腸に穴が開いてしまう「穿孔(せんこう)」といった重大な合併症を引き起こすリスクが上がってしまうのです。安全を第一に考えるからこそ、あえて「声掛けに反応できるうとうと状態」を維持しています。

当院長は、厚生労働大臣認可の麻酔標榜医の資格も有しており、全身麻酔の豊富な経験を持っています。患者様のご年齢、体格、持病などを総合的に判断し、最も安全で適切なお薬の量を細かく調整いたします。

「痛みの出ない高度な挿入技術」と「安全な意識下麻酔」の組み合わせにより、痛みや恐怖心のない大腸カメラを提供いたしますので、どうぞ安心して検査をお任せください。

Q5. 日帰りポリープ切除とは何ですか?

【A】 見つけたポリープはその場で即切除します

大腸カメラの検査中に、将来がんになる可能性があるポリープを発見した場合、別の日に改めて手術の予約を取るのではなく、その場ですぐに切除してしまうのが「日帰りポリープ切除(日帰り手術)」です。 大腸がんは、良性のポリープが大きくなっていく過程でがん化することが多いため、ポリープのうちに切除してしまうことが最も確実な大腸がんの予防法となります。

当クリニックでは、1センチ程度までの大きさで、根元に太い血管がないなど、一定の安全基準を満たすポリープであれば、検査の延長線上としてその場で切除を行っています。切除自体は数分で終わり、痛みを感じることはありません。前述の最新AI『CAD EYE™』の鑑別支援モードを活用することで、切るべきポリープかどうかをその場で瞬時に、かつ正確に判断できるため、安全で効率的な治療が可能です。

わざわざ後日再受診して、もう一度下剤を飲んで検査の準備をするという患者様の時間的・身体的な負担を大幅に減らすことができます。切除後は、出血を防ぐために数日間の食事や運動の制限が必要になりますが、そのままご自宅へ帰って普段通りの生活を送っていただけます。忙しいビジネスパーソンや主婦の方にも大変おすすめの治療法です。

Q6. 胃と大腸の検査は同日に受けられますか?

【A】 1日で両方完了!お忙しい方に最適です

「胃も大腸も心配だけど、何度も病院に通う時間がない」「下剤を飲んだり、食事制限をしたりする準備を何回もするのは辛い」というお声をよく耳にします。特に、毎日お仕事や家事、子育て、介護などで忙しく飛び回っている40代、50代の皆様にとっては、検査のために何日もスケジュールを空けるのは難しいことと思います。

当クリニックでは、患者様のご負担を最小限に抑えるため、「胃カメラ」と「大腸カメラ」を同日に連続して行うことが可能です。 同日検査の最大のメリットは、事前の食事制限や通院の手間が「1回で済む」ことです。また、鎮静剤(眠くなるお薬)の使用も1回で済むため、お薬による体への負担も減らすことができます。

検査の流れとしては、まず点滴で鎮静剤を投与し、うとうとと眠っている状態で先に胃カメラ(5分程度)を行います。胃カメラが終わったら、そのまま寝ている状態で続いて大腸カメラ(15〜30分程度)を行います。患者様は一度眠りにつき、目が覚めた時には胃も大腸も両方の検査が終わっているという、非常に楽な感覚で受けていただけます。 地域の皆様の貴重なお時間を守りつつ、全身のがんリスクを一度にチェックできる同日検査を、ぜひ健康管理にお役立てください。

Q7. 検査前日や当日はどんな流れですか?

【A】 ご自宅でリラックスして準備が可能です 大腸カメラを受けるにあたって、一番のハードルとなるのが「下剤をたくさん飲むこと」かもしれません。腸の中を空っぽにして綺麗にしないと、小さなポリープを見つけることができないため、この準備は非常に重要です。

【ステップ1:前日の準備】 検査前日は、夜21時までに消化の良いお食事(うどんや白米など)を済ませてください。海藻やきのこ類など消化の悪いものは控えていただきます。21時以降はお水やお茶をしっかり飲んでください。就寝前に、便を柔らかくするお薬を飲んでいただきます。

【ステップ2:検査当日の朝〜下剤の内服】 当日は絶食です(お水は飲んで構いません)。血圧のお薬は飲んでいただきますが、糖尿病のお薬は中止してください。 その後、腸を綺麗にするための下剤(腸管洗浄液)を飲んでいただきます。当院では、患者様がご自身のペースでリラックスして準備できるよう、ご自宅で下剤を飲んでからご来院いただくことをお勧めしております。もちろん、ご不安な方は院内の専用スペースでスタッフのサポートを受けながら飲んでいただくことも可能です。

【ステップ3:ご来院〜検査】 便が透明な水のような状態になれば準備完了です。ご来院後、専用の検査着に着替えていただきます。鎮静剤を使用し、眠っている間に検査を行います(15〜30分程度)。

【ステップ4:検査後】 回復室のベッドで1時間ほどお休みいただき、目が覚めたらその日のうちに画像を見ながら結果をご説明いたします。組織検査を行った場合は約1週間後に結果をご説明します。

Q8. 予約方法は?費用や週末の検査について教えてください

【A】 お電話もすくは『Web予約システム』から予約できます。保険適用で安心、月1-2回、日曜日も検査可能です

大腸カメラの検査費用についてご不安な方もいらっしゃると思いますが、便秘や下痢、血便などの症状がある場合や、健康診断で異常を指摘された場合の検査は、すべて健康保険が適用されます。 費用の目安としては、3割負担の方の場合、観察のみであれば約6,000円、組織検査(生検)や日帰りポリープ切除を行った場合は、約16,400円〜24,600円程度となります(使用するお薬や切除したポリープの数によって多少前後します)。

検査内容 1割負担 2割負担 3割負担
大腸カメラ検査のみ ¥2000 ¥4000 ¥6000
大腸カメラ検査+ポリープ切除 ¥8200 ¥16400 ¥24600

自覚症状がない方の健康チェック(自費での内視鏡ドック)にも対応しております。 また、当クリニックでは「平日は仕事で休めない」「家族に子どもを見てもらえる週末しか病院に行けない」という忙しい皆様のために、【日曜診療】を実施しております(土曜日は休診とさせていただいております)。月に数回、日曜日にも大腸カメラの検査枠を設けており、24時間対応のWEB予約システムからいつでも空き状況の確認とご予約が可能です。 地域医療の最前線で多くの患者様を診てきた私は、「もっと早く検査を受けていれば」と後悔される方を一人でも減らしたいと心から願っています。皆様のライフスタイルに合わせて、無理なく通える環境を整えておりますので、お腹のことで少しでも気になることがあれば、ぜひお気軽にご相談ください。

当記事は、地域の皆様へ正確で信頼できる医療情報を提供するため、以下の科学的根拠(エビデンス)および学会公式ガイドラインに準拠して作成しております。

  • 日本消化器内視鏡学会 『内視鏡診療における鎮静に関するガイドライン 第2版』(2020年11月25日発行)
  • 国立がん研究センター 『有効性評価に基づく大腸がん検診ガイドライン』(2023年更新版)
  • 日本消化器病学会 / 日本消化器内視鏡学会 『大腸ポリープ診療ガイドライン 2020(改訂第2版)』(2020年4月発行)
  • 日本大腸肛門病学会 『大腸癌治療ガイドライン 医師用 2024年版』(2024年1月発行)

文責:青葉おおしお総合クリニック 院長 大塩 博

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